知らないことを知るって楽しい(ZOOM)
この日の午前中は、中国語を母語とする人だけの参加でした。
みんなでいろいろおしゃべりしていると、
H君が中国語で書かれた星座のHPを見せてくれました。
H君は中国語で「双魚座」だそうで、
私たちは「え?ふたご座?魚座?どっち?」といいながら
自分の星座は中国語で何というのか教えてもらいました。
すると、中国語版の星座ランキングを見せてくれ、
「目がきれいな人のランキング」
「勉強がよくできるランキング」など紹介してくれました。
みんな自分が何位なのか知りたくて、
私の星座のこと、日本語で何て言ってるの?と質問攻め。
TさんはH君に「やさしい女の子ランキングはありませんか?」と質問。
なぜそれが知りたいのか…!とみんなで笑い、楽しい時間を過ごしました。
その後は、大人と子どもでグループに分かれ勉強の時間。
子どもたちは、星座の話から「彦星」や「夏の星座」など学んだり、
太陽系の惑星などを学んだり。
不思議なことがひとつあると、どんどん知りたくなっていきます。
太陽はどれぐらいの大きさなのかね。どのくらいの温度なのかな。
恐竜はなんで死んじゃったんだろう。雨はなんで降るんだろう。
まるで「宇宙不思議クラブ」の結成!
これからも自分たちの謎に立ち向かっていくことでしょう😂
午後は初めて参加してくださる方が何人かいたので、
最後の全体の時間にみんなで自己紹介するために
グループの勉強の時間に、自己紹介の練習もしてもらいました。
長いこと参加してきている子ども達には、知っているつもりになっている友達に、
知りたいことを質問してみよう!という活動をしました。
日ごろから気になっていたこと、例えば、TちゃんはMちゃんに
「Mちゃんはどこのお絵描き教室に行っているんですか?」と質問。
「どうしてその質問をしたの?」と聞くと、
いつも絵が上手だなぁと思っていたからだそうです。
なかなか子ども同士でも、知っているようで、知らないことがいっぱいあるんだな、
コミュニケーションを取らないとわからないんだなと気が付きました。
知識だけではなく、友達のこと、自分のこと、
知らないことを知るって楽しいですね。
春原憲一郎先生のご著書に『わからないことは希望なのだ』という本があります。
このタイトル、とても好きです。
わからないから、知らないから、「自分とは関係ない!」と終わらせてしまうのではなく
知らないこと、わからないことに価値を置き、それを知っていく行為にこそ
人間らしさが現れていくのではないでしょうか。
春原先生の教え、これからも大切にしていきたいです。