磁石と紙コップ
この日の七里は初めての人を迎えての活動。
はじめまして!で互いのことを聞いたり、話したり。スマホの写真を見せながら話すと、
「これ何?」「これ、誰?」など興味がわいて会話も活発になります。
2学期から小学校・中学校に編入する子どもたちは、
少しずつ日本語の環境に慣れてきた様子。
大人たちはわいわい楽しそうに話していました。
植竹では、まず絵本『くっついた』の読み聞かせから。
その後は、磁石をもって、
部屋のあちこちにつけて歩いて「くっついた!」「くっつかない!」
なんでこれにはくっついて、これにはくっつかないんだろう。
そこから磁石の魚釣り。
お兄さんは魚の裏にかかれた得点の集計を買って出てくれました。
最後には紙コップでお城を作り、マグネットでデコレーション。
こんな活動を一緒にしていると、
「見て」「ダメ」「ちょっと待って」などのことばがストンと入ります。
そして、順番を待つとか、みんなで遊ぶとか、
自分の意見を時には我慢して一緒に遊ぶことができるようになってきました。
紙コップでお城を作る時、こんなやりとりがありました。
紙コップを下から積み重ねるとき、一つずつ数を減らして積み上げたい。
紙コップは36個ある。
一番下は何個並べればいいか?というのを考えた時、
Nくんが36÷2をしようと言い始めました。
なんで?と聞くと
6個の場合、下から3個,2個,1個で積み重ねればきれいに並べられる。
6個のうち、半分の3個を一番下に置いたから、
今回も36個の半分の18個を置けばいい…という理論。
でもやってみると、あれ、うまくいかない。
この後、大人が動き出します。
上から考えればできるけど…などなど、
大人が一生懸命やっている様子を見るのも、子どもにとって楽しい時間でした。
誰かが答えを教えてくれるんじゃなく、